2012年05月23日

工事始まりました。[5/22]

個展会場でもお会いする方々に様子を聞かれるので。
約3ヶ月かけて家族・親戚が荷物・残骸を整理したあと、
大規模半壊(?)の実家は全て解体し、地鎮祭を終え、
先日やっと建築工事が始まりました。

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帰省の際に空き部屋で制作をすることはあるかもしれませんが、
今回は僕のアトリエスペースは作りません。
数年前、東京にアトリエを作る事に対しての熱が冷めてたとき、
「だったら実家の空きフロアを丸々改築して、東京・熊本どちらでも変わらない制作が出来るようにしよう!」
というのが熊本アトリエを作った経緯です。

いずれどこかに本命アトリエを作る時に力を入れようと思います。

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2012年03月15日

記録として(vol.4)。[3/15]

解体。

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2012年02月24日

粋なお見舞い。[2/24]

アトリエ焼失のことを知り、ブログを読んでくれた作家仲間の大森暁生さんから
今日素敵な“お見舞い”が届きました。

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熊本アトリエに飾ってて焼けてしまった、ツバメをモチーフとした作品を新たにプレゼントしてくれました。
ステンレスを磨き上げた鏡面に半身のツバメがセットしてあり、ぱっと見はツバメが浮いてるように見える
カッコいい作品です。

焼けてしまった作品はこちら↓
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先月末に熊本から東京に戻って来てからも、友達や大学の後輩からもお見舞いをいただいたり本当に感謝してます。
火災後に家の中から救い出したすごい量の衣類・カバン・靴などのクリーニングを引き受けてくださった方も
代金を遠慮され、お言葉に甘えてしまいました…。
本当に感謝してもしきれません。

色んな方のあたたかさに触れるにつれ、一番被害が大きかったであろう僕に対して、
いっこうに謝罪すらない火元への怒りは増すばかりですが、東京アトリエでの制作中は
そういう気持ちを持ち込まないように今まで通りの制作を心掛けたいと思います。


ちなみに僕個人の被害額を算出してみました。
版画作品やフィギュア、グッズ、画集のストック、価格のつけようのない高校時代の作品、
アトリエ改築後に細かく買い足していった倉庫の棚や備品など、いまいち数がはっきりしないものは計算に入れてませんが、
画集や過去の作品ファイルから実家倉庫に置いてたものを調べた結果、作品被害が8500万↑。
アトリエ改築費や画材ストック分を足すと総額1億円超えてました…

あくまで“僕個人”の分なので、実際の被害額はもっと膨らみます。

火元は道義的な責任はあるんだし、一体どうするつもりなんだろ?
posted by onitaiji at 21:14| Comment(7) | TrackBack(0) | 熊本アトリエ焼失 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月23日

くっっだらない。[2/23]

みなさんご存知ですか?

年末のもらい火から約2ヶ月が経とうとしてます。
そろそろ出火原因などの詳細がはっきりしてる頃だとおもい、
家族が消防署に「火災原因調査書」をみせてもらおうとしましたが、
見せないどころか原因を教えてもくれなかったそうです。

いざ裁判になって、裁判所や警察からそういう指示があれば見せれる…ようなことを言われたそう。

こちらから裁判を起こすにも原因がわからなければただの見切り発車。
なぜ被害を受けた当事者にすら開示できないのか?
火元を保護するため?馬鹿馬鹿しい。
過剰に火元だけを守ろうとする姿勢が、被害者の怒りを余計に増幅させることに
なぜ気づけないんだろう。

火元との関係が修復不可能なところまで恨みを募らせ、裁判に発展させないと
出火原因すら知る事ができないなんて…前向きに気持ちの整理をつけようにも法律がそれを邪魔してるようにしか思えません。
調べた事はちゃんと当事者(火元やもらい火の被害者)に知らせることで、そこから前に進めると思うんだけど……


火災(もらい火)の被害者になる人自体が少ないためか、あまりクローズアップされないため
当事者になって初めて知ることばかりですが一度大々的に議論しすべきだと思います。

重大な過失が無い限りもらい火被害の賠償を免れる「失火法」といい、
ほんとうにくっっっっっだらない決まりしかない。

被害者への配慮が著しく欠けた…むしろ配慮が一切存在しない法律はいっそ無くていいと思います。

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2012年02月07日

記録として(vol.3)。[2/6]

先月下旬に帰った時の写真です。
やっと中の片付けも一段落したそうで、これから解体作業に入ります。
アトリエは…たぶんもう作らない(作れない)でしょう。

いつかどこかに一軒家を建てるときにそこに全てを集約させるつもりです。

それはそうと火元の方、またその身内の方からも燃えてしまった絵のこととか
一切僕に直接聞かれないまま。。。
もう1ヶ月以上経つのでそろそろ気持ちも落ち着いてるだろうし、
なにかあってもいいんじゃないかと思うんですが…

今回誰も怪我一つなかったことは良かったと思いますが、
火元に対しての怒りは当然ながらあります。

失火法?とかいう、もらい火の被害受けた側からは愚法としか思えないものがあるのは確かですが、
作品や築1年半のアトリエを失った事で今後起こりうる事に対しての「賠償」や「慰謝料」のことを言ってるんじゃなく、
燃えてしまった作品・画材・その他「弁償」をする気も持ち合わせてないのかなという疑問と怒り…


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隣はもう更地になってました。

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まだ解体できないのでほぼ1ヶ月前のままの画室。

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画室。

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2F踊り場の展示室。

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3Fの屋根も無くなってるので2Fにも日差しが。

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1F広間。つり天井が落ち、放水でぐちゃぐちゃ。
襖絵は、細川藩の御用絵師のお弟子さん?が描いたとか描かなかったとか。

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1F広間。
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2012年01月26日

感謝。[1/26]

今日26日から熊本行きます。

正月の帰省から東京に戻り三週間くらい経ちますが、
その間、お世話になってる画商さん方・画廊スタッフさん方・百貨店さん・百貨店スタッフさん方・
額屋さん・版画工房さん・作家仲間・先輩・後輩・友人・TV局の方に加え、
まだ付き合いの無い画商さんや作品のコレクターさんからも
お見舞いや気持ちをいただきました。

わざわざ東京アトリエに足を運んでくれた方、何も言わず送ってきてくれた方、
熊本アトリエの片付けを手伝ってくれた方、火災で濡れてしまったもののクリーニングを助けてくれた方…。


この場を借りてお礼申し上げます。

解体して、実家が再建でき、落ち着いた際には何らかの形で
お礼をさせてほしいと思います。

そうでないと僕の気が済みません。


そしてこのご恩は一生忘れません。
気持ちを切り替え、今後も一生懸命制作に励みたいと思いますので
あたたかく見守って頂ければ幸いです。

posted by onitaiji at 03:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 熊本アトリエ焼失 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月06日

記録として(続き)。[1/6]

昨夜東京に戻ってきました。
まだ片付けは終わりませんが、親戚や高校の先輩がお手伝いに来てくれてるので
物凄く助かってます。

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この狭い道幅から2階(画室)に燃え移ってきました。

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作家仲間の大森暁生さんと作品交換した蝶のミラー作品もこのとおり。

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帰省中に制作をすすめようと送ったパネルたち。

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3階の倉庫部分。昔の作品たちがここにありました。

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今回の刊行記念フィギュア。外箱はボロボロでしたが中身は無事でした。

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30号サイズの15点組連作「桃太郎図ノ弐百弐」の一部。

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無事だった作品もありますが、ほとんどはススが焼き付いてるので発表は難しいです。
額装されてた作品も浸水してたので乾いてみないと何とも…

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熊本アトリエにストックしてたパネルたち。
泥水をかぶってたらアウトです。

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昨日は月がでてました。

posted by onitaiji at 21:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 熊本アトリエ焼失 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月31日

記録として。[12/31]

こういうの載せるべきではないかもしれませんが
記録として載せておきます。

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<外観>この角度からだと1階が店舗、2階が画室、3階が作品倉庫。

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<画室>

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<1年ちょっと前>完成当初。上の画像と同じような位置からの撮影。

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<1階台所>

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<1階居間>比較的大丈夫そうに見えますが、天井ははがれ水浸しでとても住める状態じゃありません。


実家の電話やパソコンは使えないので、
もし家族の知り合いの方で連絡とろうにも電話番号等知らない方いましたら
僕のホームページのcontactからメッセージお送りください。伝えておきます。
http://www.kazuyukitakishita.com/
posted by onitaiji at 18:46| Comment(4) | TrackBack(0) | 熊本アトリエ焼失 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月30日

熊本アトリエ焼失。[12/30]

実家の半分以上(アトリエ・倉庫・展示室は全て)が焼失しました。

夕方、隣家からのもらい火で燃え始め、夜にやっと鎮火したようですが、
もう暗いし、まだくすぶってるそうなので明日にならないと中に入れないそうです。

昔の作品や画材、本などは燃えてしまいましたが
怪我も無く家族が無事でホッとしてます。

※メール等で実家と連絡とってる方、今はつながらないと思います。
posted by onitaiji at 22:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 熊本アトリエ焼失 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする